硬水の特徴と種類

試してみたいブランドの数々

 

 

個性的な特徴をもつインポートの硬水を、いくつか紹介しましょう。エクスレバン=フランス・硬度331。マグネシウムが非常に多く、慢性的なマグネシウム不足にある日本人にはぴったり。

 

ソーレ=イタリア・硬度394。優しい発泡性の硬水。水のシャンパンと呼ばれるペリエ(フランス・硬度400.5)とともに、食事のさいにおすすめ。シャテルドン=フランス・硬度1158。フランスでは一流ホテルやレストランでしか味わえないというハイソな硬水。硬度は高いが微炭酸でおいしい。

 

ゲロルシュタイナー=ドイツ・硬度1313。古生代に海底だったゲロルシュタインを水源にもつため、カルシウム、マグネシウム、ナトリウムなどのミネラルがバランスよく豊富。

 

クゥォル=日本静岡・硬度1425。湯河原の温泉水をボトリング。カルシウムとサルフェートの含有量はヨーロッパ産の硬水以上で、ミネラル補給に最適。それぞれ特徴的な硬水は、ほかにもさまざまです。

 

飲みにくいと敬遠せずに、気になる硬水を試してみてください。一般的には料理に不向きとされますが、肉のアクをとる性質があるため肉の煮込みやスープストックに適し、またパスタも軟水より硬水のほうがアルデンテにゆであげることができます。エスプレッソも硬水で淹れたほうがおいしいし、意外に知られざる得意ワザももっているのです。